孤高の求道者サトルです。
これは私がプロトレーダー主催の高額なトレードセミナーに参加した時に聞いた話で、個人投資家必見の内容だと思ったので当時のノートを見返しながら記事にしました。
トレーダーを長く続けて今後何十年も恒常的に相場から収益を得ようと思うならば必須スキルになるのが今回お話しする資金管理の重要性についてです。
資金管理の重要性
プロトレーダーは大きなリスクを取らないように計画的にトレードを行っておりますが、その計画の中には資金管理も含まれています。
プロトレーダーだからといってどんな相場状況でも100発100中で利益を出していると思ったら大間違いで、プロトレーダーでもよく負けているという事を現役のプロトレーダーが聞きました。
私も8割くらいの高確率で利益を上げているのだろうと思っておりましたが実際の勝率は4割程度のようです。
プロ野球の一流選手でも打率4割程度でトップと言われるのですから、この数値は妥当と言えると思います。
たとえ勝率が4割でもトータルでプラスに出来れば御の字というのがプロの世界なんだそうです。
負けているトレーダーは高い勝率に拘る傾向が強いと聞きますが、何を求めて相場をやっているのか?という目標設定によってどういうトレードを行うかが違ってくると私は思っています。
自分は何のためにトレードを行っているのか?という問いに対して一発当てて一瞬で巨万の富を得るためと答えるのであればそのトレードスタイルはハイレバレッジを効かせたかなり危険なトレード手法になるでしょうし、今後何十年も恒常的に相場から収益を得て自由な生活を満喫するためと答えるのであればそのトレードスタイルは手持ちの資金を守りながら堅実に増やしていく手法になってくると思います。
ほとんどのトレーダーは自己資金の大半を一回のトレードに投じて買った負けたを繰り返していると言いますが、ほとんど例外なく負けているトレーダーは勝った額より負けた額の方が多いという統計が出ています。
これは一発当てて一瞬で巨万の富を得るためのトレードスタイルなので、それ相応のリスクを背負うのは当然の事だと思います。
しかし、レバレッジを利かせれば効かせる程破滅に近づく事になっているのでプロトレーダー達は必要以上にレバレッジを利かせるという大きなリスクは背負いません。
これは簡単なゲームで実感する事が出来ます。
用意する物は硬貨、紙、ペンです。
やり方は至って簡単で硬貨の表裏でどちらが多く出るかを予想し、実際に硬貨を10回投げて自分の予想が当たったか外れたかを見るという物です。
ここで表裏の予想は相場は上がるか下がるかという自分のスタンスを表しております。
基本的に相場は上がるか下がるかの2択なので表は相場が上がった、裏は相場が下がったという事にしましょう。
実際に硬貨を10回投げて1~10回までの表裏を記録します。
例えば次のような結果が出たとしましょう。
1回目 表
2回目 裏
3回目 裏
4回目 裏
5回目 表
6回目 表
7回目 表
8回目 裏
9回目 表
10回目 裏
表5回、裏5回となっておりますが実際にはもっと偏るかもしれません。
現在のトレンドが下落トレンドだとすると、この場合、裏に賭けた方が有利となっているので今回のルールは次のようにします。
・硬貨の裏が出る方に賭けて当たった場合は賭け金の2倍を得る事とし、外れた場合は賭け金と同額を失う。
・硬貨の表が出る方に賭けて当たった場合は賭け金と同額を得る事とし、外れた場合は賭け金の2倍の額を失う。
トレードは基本的にゼロサムゲームなので上記のルールで辻褄を合せることにしています。
手持ちの金額はリアリティを持たせるために自分が運用している金額を前提とすると良いでしょう。
この例の場合1回目が表なので相場状況としては大局が下落トレンドの中での上昇なので小反発しているという状況を思い浮かべてもらうと分かりやすいでしょうか?
ただ下落トレンドの中での上昇はすぐに終了し、また下げに転じる可能性が極めて高いのでこの状況で買いで入っても利益は少ししか取れない事に気付いているトレーダーは戻り売りを狙っている事でしょう。
そうした中で自分の事前予想は当たったのか外れたのかを視覚的に表してみるというのがこのゲームの一つの目的です。
ここまでの作業が終わったなら次はこのゲームの主旨である肝心な部分の検証をする作業に入ります。
それは「賭け金」です。
1回、1回のトレードに自分の軍資金の何%を使うのか?トレードを続けても破産しないか?という事をこのゲームで検証する事が出来ます。
もし、自分の軍資金の100%を使ってトレードした場合、たった1回のトレードで失敗すると破産しますし、100%に近い賭け率でやった場合でもたった1回トレードで失敗すると致命的な打撃を受けてしまいます。
100%に近い賭け率であればある程、10回目を迎える前に破産しているか、大幅な元本割れになっているという事に気がつくと思います。
そして例え大局が下落トレンドであると見切っていたとしてもたった1回トレードで失敗すると致命的な損失を被る事もわかると思います。
これはプロトレーダーに言われた事ですが大抵、投資の世界に新規で入ってくる人間は一年以内に退場する。
一年以内に退場しないとしても当初の目的だった「お金を増やす」が「元本回復」に変わってしまっているという事を言われました。
なぜ一年以内に退場するかはここまでお話ししているので察しているかと思いますが大きなレバレッジを利かせているからです。
自分の軍資金に対して50%以上で賭けると資産は0に向かう確率が高くなるという傾向がこのゲームから体験する事が出来ます。
よりリアルにシミュレーションするために自分の過去のトレード履歴から利益と損失のトレードの平均pipsを算出してこのゲームのルールに当てはめると自分のトレードは安全なのか?危険なのか?もこのゲームから再認識する事も出来ます。
相場を長く続けたいのならたった1回のトレードで致命傷を負ってはいけません。
プロトレーダー達は上記のような研修を受けているらしいのでレバレッジを利かせて一気に大儲け!等という大きなリスクは背負わないようです。
そもそも自分の首がかかっているのですからそんなムチャはしませんし、ほぼ確実に勝てるような時に少しだけレバレッジを利かせるような事はするようですがそれでも負けた時はこのくらいの損失だから失敗しても十分カバー出来るような金額に落ち着くように計算してトレードしているようです。
こうした考え方はなにも投資の世界だけではなく、スポーツの世界ですと柔道ではまず始めに受身を教わりますし、スキーでは転ぶ時は山側に転ぶという事を教わります。
危険と隣り合わせだからこそまず始めに防御といいますかその世界で長く生き残るための術を教わります。
トレード資金の賭け方について詳しく書いた初心者用の書籍なんかはお目にかかった事が無いので大半の初心者トレーダーはこうした基礎的な事を知らずに魑魅魍魎の跋扈する投資の世界で誰かの食い物にされながらも利益が上がらずに日々苦戦しているのが実情だと思います。
損切りにしても資金の何%とか相場とは何の関係も無い価格で撤退するように指示する書籍が多数出回っていますが、この一面だけ見ても合理的ではない、トレードについて何にもわかってない人がもっともらしい理論を並べて書いたものなんだなと今なら理解できます。
この辺りの話はこちらの記事にも書いてますのでもしよければ覗いて見て下さい。



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