孤高の求道者サトルです。
これは私がプロトレーダー主催の高額なトレードセミナーに参加した時に聞いた話で、個人投資家必見の内容だと思ったので当時のノートを見返しながら記事にしました。
今回は相場は料理と共存する部分があるという一見すると関係ないような事案だけど共通した考え方についてシェアして行きます。
相場は料理と共存する
良いシェフ、料理人は素材を最も大切にすると言われています。
どんなに腕の良いシェフ、料理人でも素材の旨さには勝てないのだそうです。
だから良い料理人程素材を壊さないのだそうです。
テレビ番組の食レポやグルメ雑誌などでは料理を褒める際に「素材の味を生かす」という表現が用いられることがありますがそもそも「素材の味を生かす」って、いったいどういうことなのでしょう?
そもそもどんな料理が「素材を生かしている」ことになるのか?
例えば、生の野菜をそのまま出されて、そのままかじるだけの料理は素材を生かしていると言えるのか?と言われればそういうことではないはずですよね?
プロトレーダー曰く、素材の旨さを最大限に引き出してなおかつ料理に仕立て上げるのが料理人の腕であり、さらに感動を与える事が出来るから凄い。
では、料理の世界から相場の世界に戻ってみましょう。
次のような相場があったらあなたはどのように料理しますか?

恐らく100人居たら98人は以下のような事を考えるでしょう。

何のためにトレーダーをやっているのか?と問われれば利益を上げるためと答えるのが一般的なので上げ相場は果敢に買いで攻めて、上昇に勢いが無くなったら売りに転じ、盛り返してきたらまた買いポジションを取って・・・
確かにこれが出来るなら利益の最大化を狙う事が出来ますし、ある意味でトレーダーの夢の手法ですね。
この夢を実現するために世のトレーダー達はいろいろなインディケーターを組み合わせたり、手法を学んだりと日々四苦八苦しているのが現実のようです。
では、もう一度料理の世界に戻ってみましょう。
先ほどの相場で買って売ってを繰り返す行為・・これは「素材を生かしている」ことになるのでしょうか?
プロトレーダー曰く、ちょっと腕の良い料理人は自分の腕前を見せつけようとして良い素材を台無しにしてしまうようです。
せっかく生きの良い脂の乗った新鮮な魚があっても、化学調味料やら何やらをゴチャゴチャ混ぜ合わせて元が何なのかわからない状態にしてしまう・・・
そうした料理でも腕が良いから美味しいのでしょうがそれは化学調味料などで人間が好む味に誤魔化しているのだそうです。
以下はとある料理人に素材の味を生かすとは具体的に何をするのかというインタビューについての抜粋になります。
素材の味を生かすって言ったら、一番はやはり鮮度を大事にするってことだと思います。
だから、仕入れがすごく大事だし、あとは下処理。
肉でも魚でも、ちゃんと塩をふっておかなきゃいけないものとか、下処理が全ての基本だし、そこに手間をかけるほど納得のいくものが出せると思ってます。
素材の良さを生かすも殺すも料理人の腕次第。
素材がいくら良くても、料理人の腕がダメなら全くおいしくない。
以上のインタビューのように料理の世界では、「素材の良さは料理人の腕に勝る」または「素材の良さは料理人の腕を上げる」という事なのでしょう。
最後にもう一度相場の世界に戻ります。
トレーダーもこれと同じでちょっと技術が身に付くとこれをやってしまう傾向にあるようです。
せっかく良い素材を見つけても素直に乗っかれば良いのに売ったり買ったりあれやこれやとやり出して色々な事をやった結果として取れない・・・

後から見たら真っ直ぐな相場をなぜ取れないのか・・・

良い素材を見つけたら(これを感じ取る感性は必要ですが^^;)素材をそのまま生かせば良い。
あまりゴチャゴチャと手を加えないことが肝要です。
中級者トレーダーは少し技術があるからいろんな事をやり出す。
何か良い指標は無いか、組み合わせは無いか、最高の答えが出てくる物はないかとやり始めます。
結果として迷宮に入ってしまう・・・
現在はいろいろな指標があるのでその組み合わせは無限大なのでどこへいっていいのかわからない、何が正しいかもわからない、結果として袋小路に迷い込み苦悩の日々を過ごしてしまいます。
ある人は挫折し、資金が底を着いた時に退場もしくは引退するか、さらなる手法を求めて再び終わりの無い完璧な手法を探す旅に出るか・・・
私も5年間くらいエルドラド(完璧な手法)を求めてラビリンスを彷徨い歩きましたがエルドラドなんて無いのだと悟った時に開眼し、現在のトレードスタイルに落ち着いた経緯があります。
理想的な値動きをしている時はそこに求めている答えがある、だからここから逆算してどうやったらこの値動きを再現できるのかという事を考えればよいのです。
自分が知っている指標で良いからとにかくやってみる事です。
この大相場を再現するにはどうしたら良いかを逆算してあげれば良いのです。
出来るだけシンプルにやれば良いのです。
Simple is Best。
単純素朴であることが最良である、という意味の英語の表現です。
相場は基本的に上がるか下がるかの二択ですので複雑怪奇に考えず肩の力を抜いてもっと柔軟に対応したら良いと思います。
一度リフレッシュした頭で過去のチャートを引っくり返して大相場を探し出し、そこに自分が知っている指標で良いから当て嵌めてみる事から始めれば新境地に辿り着けるかと思います。



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