孤高の求道者サトルです。
今回は巷の書店に溢れている投資関連書籍はいかに無責任であるかについての記事を書きました。
海外製の本はマシな物が多いのですが日本製の本はほぼ全ての本が無責任な事を書いておりますので具体例を挙げて無責任な理由について解説していきます。
投資関連書籍は無責任
書店にある大量の投資関連書籍を見てみるとわかるのですが数年足らずで億万長者になるという類の本が多数目につく事でしょう。
こうした本を何冊か見ているとどれも似たような内容である事にも気がつくかと思います。
大多数の書籍はまず投資について基本的な事や用語の説明、証券口座の開設方法について書かれていますがこれだけで書籍の半分くらいを費やしてしまいます。
肝心の億万長者になる方法は一向に出てきません。
次に出てくるのは移動平均線やRSIといった指標の説明です。
ここまでの内容は中級クラスの投資家、トレーダーならよく知っている内容ですし、WEB上に無数にある投資関連サイトの方が詳しく説明しているような内容です。
ここまでの説明が終わると書籍のほぼ7、8割が費やされてしまっていますがもう終盤だというのに肝心の億万長者になる方法は一切出てきません。
ここからは書籍によってまちまちですが執筆者のセミナーに出席する事を促すような事が書いてあるものだったり、参考となるWEBサイトのURLが羅列してあるもの、投資の教科書に載っているような芸術的で素直な値動きのチャート上にここで買ってここで売るという聡明な小学生でもわかるような事が書いてあったりします。
こんな内容で果たして億万長者になれるのか?というと現実的に考えて無理でしょう。
もし本当ならば日本中に億万長者が溢れ返っているはずですし、TV、新聞等のマスコミで大々的に取り上げられて大騒ぎしているはずです。
本当に肝心なところはお茶を濁したようにうやむやにされてしまっているというのが現在巷に出回っている投資本の姿です。
レベルが低いというか個人投資家をバカにしているのか!と怒りさえ込み上げてきます。
特に「ここで買ってここで売る」なんて書いてるフレーズを見ると本当に腹が立ってきます。
それが分かれば誰も苦労しません!
巷に溢れている本にはトレーダーとして本当に学ばなければならない事や身につけておくべきスキルについて書かれている本はほとんど無いというのが実情だと思います。
これは以前、プロトレーダーから聞いた話ですが、このプロトレーダーの元に出版社から出版の話があったそうで、書籍の構成の打ち合わせでモメ事があったそうです。
楽をしてリスクも取らず、短期で利益を上げる方法に大衆の関心が集まるので、こういう内容で執筆して欲しいというお願いをされたそうですが、そんな方法は無いですよ、もしあるなら私が教えて欲しいですと答えたそうです。
真面目なタイトルより、毎日が給料日!とか2年で億万長者!みたいな煌びやかな興味をそそる内容でないと本が売れないからこんなタイトルばかりの書籍が次から次へと出版されるというのが出版業界の事情のようです。
この辺り話はこちらの記事にも少し書きましたので興味があれば覗いて見て下さい。
彼らも慈善事業ではないので売れない本を出す程暇ではないという事でしょう。
ちなみにこのプロトレーダーはバーナンキさんの執筆した書籍を勧めていましたが、この書籍を読めばFOMCで彼がどんな発言をするか事前に有る程度推測できるのでファンダメンタル分析の一環として一読の価値があるものでした。
投資の世界の基本として覚えておいた方が良い事はリターンが欲しければリスクを取る、人より高いリターンが欲しければ人より優れた分析を行うことが必要になります。
ですので「短期間で1億円作る方法」といった類の無責任なタイトルの本には近づかないことです。
私が思うに巷にある本は投資ではなく投機・・といいますかギャンブルトレードの本だと思っております。
現在はFXにはレバレッジ規制がかかってしまって日本ではハイレバレッジを掛ける事は出来なくなってしまいましたが、短期的に爆発的に儲かるなんている本を乱発して売り煽っている出版社にも責任の一端があるんじゃないかと思います。
そんな危険極まりない本を何も知らない素人や初心者に売っているのですからギャンブルトレードをした結果、大損してしまう人が続出してしまうのは予測できる事です。
海外では理論的な本やシステムトレードといった類の投資書籍が多いのでギャンブルトレードをする素人や初心者は少ないのでしょうか?レバレッジ規制が入っているのは日本だけなので海外の証券会社がここぞとばかりにWEB広告を打っているのが目につきます。
資金管理やリスクの考慮等、基本に忠実にトレードを行っているトレーダーは日本でハイレバレッジの恩恵を受けられなくなったので良い迷惑です。
短期売買が儲かると騒がれれば短期売買の本を出し、デイトレードが儲かると騒がれればデイトレードの本を出し、CFDが流行ってきたとなればCFDの本、現在であれば暗号資産や新NISAに関する書籍もここぞとばかりに出てますね・・・
日本製の投資本で投資、トレードにおいて本当に必要な本は97%無いとプロトレーダーが嘆いていた事を思い出します。
投資で儲けている人の生活習慣なんかを特集する本なんかもありますがこれはネタであってトレードにおいて大切な事を教えてくれる本ではありません。
プロ野球の選手で例えるならばイチロー選手のフォームを真似たからといって誰もがイチロー選手になれるはずがないですし、イチロー選手の生活習慣を真似たところでやはり誰もがイチロー選手にはなれません。
当然ですがイチロー選手の使っているバットを持ったところで4割近い打率を叩き出す事も出来ません。
こんな事は世間では常識(?)かもしれませんがこと投資の世界ではそうもいかないようで○億儲けたトレーダーはこんなツールを使っていると聞けばそのツールを使う人が増えてきて、どこの証券会社を使っていると聞けばその証券会社に口座開設をする・・・
これでは金鉱山の話と一緒です。
やはり企業って奴は自分達が儲かるなら何でもアリなのか?と感じてしまいます・・
これと同様でTV、ラジオとも個人投資家のトレードスキルが上達するような内容を話しているはずもないので、これではメディアやマスコミに振り回されて個人投資家は損失を重ねる一方になってしまいます。
ネット上ではこうした事にだんだん気がついてきた人達が口を揃えてこういうそうです。
「増すゴミ」と。
確かにTV、ラジオでは高額なセミナー、塾を薦めるような事をほのめかしている事があり、個人投資家のためになるような内容ではないので増すゴミと揶揄されてしまうのも当然でしょう。
少し話がそれましたが巷の書店に溢れている投資関連書籍の儲かる系の本には手を出さない方が無難だと思います。



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