投資の専門家の正体

孤高の求道者サトルです。

今回は投資の世界における専門家というのはどのような役割をしているのかについてシェアして行きたいと思います。

投資の専門家とは

突然ですがあなたは自分が病気だと思ったならどういう行動を取りますか?

まず間違いなく医者に行くという答えが返ってくると思います。

専門家に見てもらうという事ですね。

至極理に適った選択だと思います。

自分が病気だと思ったならその道の専門家である医者に診てもらう。

家電製品の調子が悪ければ電気屋のオヤジ、自宅の中でトラブルが起きれば管理会社の兄ちゃんか、実際にその家を建てた大工のおっさんという具合に自分の解らない分野の事はその道のプロである人間のところに相談に行く。

私達は今までの人生でこうした当たり前の事を教わったり、体験してきたと思います。

では、投資の世界ではどうなるか・・・

これについては別の記事でちょっと触れたので私のブログの常連さんは何を言おうとしているのかわかってしまったかもしれないですが投資の世界でのいわゆる「専門家」に相談すると抱えている問題はさらに複雑になったり、病気であれば悪化したり、人によっては死んでしまったりする現象が起こります。

投資の世界では投資コンサルタント、●●評論家、●●アナリスト、●●アドバイザー(投資顧問)・・・(※●●にはいろいろな種類の言葉が入ります。株式、不動産・・・)

実にいろいろな肩書の方が専門家を名乗っています。

本来、投資家に「儲かる情報」を提供するはずの専門家に相談すると逆に損してしまう・・・

こうした方々の事を私はことトレードとしての専門家としては一切認めていません。

なぜなら彼らのやっている事とトレードする事は全く別物であり、そもそも次元が違うからです。

投資コンサルタントは投資についてのアドバイスをするのが仕事です。

●●評論家の●●は株式だとすると株式評論家の仕事はある株式銘柄について講釈をたれたり、セミナー等の講演をしたり、本を書く等の執筆活動をしています。

●●アナリストはその分野の投資情報を提供するのが仕事です。(大抵は証券会社に勤めるサラリーマン)

●●アドバイザーはいわゆる投資顧問なのでやってることは投資コンサルタント、アナリストと同じです。

どの職業の方もやってることは投資家に何らかの情報を提供する事であってトレードが仕事である人はいないのです。

だから実際にポジションを持って、日々シンドイ思いをしている投資家やトレーダーの気持ちなんてわからないんです。

彼らは所詮オタクなので高尚な理論だとか小難しい計算式から弾き出した結果を元に好き勝手言います。

しかし、現実の相場はそんな机上の空論とはわけが違うんです。

相場の中ではいろいろな人間の欲望が交錯しているんです。

天体の運動はいくらでも計算できるが、人の気持ちはとても計算できないと天才天文学者のアイザックニュートンも言っております。

天才と呼ばれる人間がギブアップするような問題に凡人がどうこう出来るとは思えませんし、そんな妄言に惑わされては増えるお金も増えなくなってしまいます。

彼らは確かに専門家かも知れないですが医者や電気屋のオヤジとは別物です。

株の神様と呼ばれるウォーレンバフェットは金融業界で専門家を名乗る人間が嫌いだと言われています。

その理由は投資家に損をさせるからだそうです。

実際、彼らの妄言はぜんぜん当たらないです。

しかし、一度でも当たれば鬼の首を取ったように取り上げ、さも自分の相場観は凄いんだという印象を投資家に与えます。

ある経済学者はPQの高い人は情報提供をしたり、セミナーや本を書いたりして小銭を稼ごうとはしないと言っています。

このPQとはパフォーマンス指数といい、知能指数IQのように資産運用能力を示す略称の事だそうで、もし、金融業界で専門家を名乗る人間のPQが高いなら投資家からちまちま小銭を取るなんてセコイことはせず、自分で資産運用をやっているはずです。

誰が考えてもそっちの方が圧倒的に儲かるんですから・・

それをしないという事は金融業界で専門家を名乗る人間のPQが低い事を意味し、彼ら自身が自分はニセモノですと自白しているようなもんです。

仮に的中率90%の凄腕の専門家がいるとしましょう。

10%の確率で負けるかもしれませんが90%の確率で勝てるならその専門家に乗った!という判断を誰もが下すでしょう。

それは当然の話ですが投資の世界の市場原理をもう一度よく思い出して下さい。

投資の世界では基本的にゼロサムゲームなので誰かが儲ける裏で誰かが損をしているのです。

この暗黙の原理があるから投資の世界は成り立っているのです。

つまり的中率51%以上の専門家が現れて市場参加者全員が乗っかってしまうとパワーバランスが崩れて売買が成立しなくなり、相場が成り立たなくなってしまいます。

絶対的な存在の専門家が居たとして、その専門家がこの株は買いだと言ったら一体誰がその株を売ろうと思うでしょうか?

その株を持っている人は現在の価格で売りたいと思わないですし、買いたいと思っている人は誰からも売ってもらえないのでその株を手に入れられない状態になり、売買が成立しなくなります。

ある専門家が買いを推奨し、ある専門家は売りを推奨するからそれに乗った投資家同士の売買が成立するのです。

売買が成立するというのは、つまり誰が正しいかわからないという事なんです。

世界中の専門家達があちこちで売りだ買いだと自分の理論を語り、それに乗った投資家達が居るから投資の世界は成り立っているのです。

ある投資家は儲かり、ある投資家は損をし、証券会社は手数料を取って投資の世界は成り立っているのです。

証券会社は投資家達から取った手数料で会社を維持し、従業員である専門家達(アナリスト)に給与を払って成り立っているのです。

基本的に投資の世界はこうして成り立っているので、誰も損をしない、投資家全員が儲かるという現象はあり得ないのです。

専門家の言う事は占い師と同じで当たるも八卦の世界と同じと気がつくでしょう。

だったら当たるかどうかもわからない推奨銘柄を提示する金融業界で専門家を名乗る人間は何のために存在しているのか?

投資家を儲けさせる事が出来ない、投資家の手数料や会員費で食べてる寄生虫みたいな奴らなんて必要ないんじゃないのか?

私が抱いた金融業界で専門家を名乗る人間のイメージは最悪ですがこんな彼らでもちゃんと大事な仕事をしているんです。

それは投資家に「安心」を売るという大事な仕事をやっているんです。

投資家は専門家が語る豊富な知識と理論を信じて「安心」して売買を行うのである。

人間というのは何か行動を起こす時に「理由」が必要な生き物だと言われています。

自分の決断を後押ししてくれる合理的な理由を無意識に探す生き物です。

これは人間であるがゆえのサガだと言われています。

人間はロゴス(理性法則)に支配された生き物なので論理的に整合性のない行動が出来ないように遺伝子にインプットされているのだそうです。

なので自分の予想に反して相場が逆に行った場合、自分の取った行動を肯定する「理由」を探しに今日もネットサーフィンしたり掲示板を覗くというわけですがこれについてはまた別の記事でお話しする事にします。

これまでの話をまとめますと結局、金融業界で専門家を名乗る人間というのは投資家に安心を売るのが仕事であって、儲けさせてくれるかどうかは別物であるという事です。

私も投資を始めて間もない頃は自分は初心者だから専門家の話を参考にしてみようと考えて当時業界では良心的な価格だったA投資倶楽部という投資顧問の会員になりました。

そこの●●先生はライブチャットを用いて会員同士の交流は図ったり、いろいろアドバイスしてくれたりと個人投資家思いの人なんだなと思っていましたがそれはとんでもない勘違いでした。

ある時にそこの推奨銘柄が恐ろしく的中率が悪くなり、買う銘柄は全て含み損という事態が発生してしまい、掲示板上は大荒れでライブチャットの開催もされなくなりました。

出してくる推奨銘柄も20銘柄くらいに増えて、オイオイこんなに買う金無いよ、数撃ちゃ当たる作戦か?という時がありました。

そんな時にある銘柄が急に暴騰しだすとここぞとばかりに販売サイトには推奨銘柄急騰中などと宣伝し、いかにも儲かってます的な印象を見込み客に与えて新規顧客獲得に精を出し、会員向けサイトではその銘柄についてのウンチクを語り、目標株価●●円という希望を与えてくるような事は言うけれど、赤字銘柄については一切口を閉ざしたままという始末でした。

数件程度、別の投資顧問の会員にもなってみましたがどこも同じ手口で釣った魚に餌はやらん主義なんだろうなとこの時に投資顧問の実態を知りましたが彼らは私達が儲かろうが損しようがどうだっていいんです、会員費さえ落としてくれれば・・・

悪徳な所では会員にランク付けをして、カモ個人投資家に推奨する前に投資顧問本人やVIP会員が先にその銘柄を仕込み、自分達が高値で売り抜けるためにカモ個人投資家に推奨して貧乏クジを引かせるなんてところもありました。

あれから20年以上経ちますが、このA投資倶楽部は今でも存在していて、あいもかわらず何も知らない素人をカモにしているんだなと思うと腹が立ちます。

詐欺は立証が難しい犯罪なのでこれからも多くの善良な個人投資家がカモにされてしまう事でしょう。

証券会社の営業マンやアナリスト達も同じような事をやっているようで自社運用部が高値で売り抜けるためにカモ個人投資家に推奨しているという事実は今でもあるようです。

30年前のバブル崩壊時期には営業マン同士で何人破産させたかが自慢話になっていたそうです。

何人も破滅に追いやっておいて、しかもそれを自慢するような最低のクズ野郎達が今でも堂々と金融業界で専門家を名乗っています。
金融業界で専門家を名乗る人間の言う事は投資家の自立や成長の面でも悪影響なので耳を貸すべきではないと私は思います。

投資の神様と言われるウォーレンバフェットは金融業界で専門家を名乗る人間が大嫌いだから独立後はウォール街には一切近づかず、100Km以上離れた故郷の土地で投資会社バークシャーハサウェイを立ち上げたという逸話があるくらいです。

俺はお前ら詐欺師とは違うんだという気概があったのでしょうか?彼は自分を信じてくれる全ての投資家の利益のために尽力していましたが、皮肉な事にバークシャーハサウェイがあまりにも有名に成り過ぎてしまってバリュー株投資をメインにするバフェット本人なら絶対に投資しない会社になってしまいました。

いずれにしても金融業界で専門家を名乗る人間の言う事を聞いて儲けるというのはまやかしの幻想だという事に気がつくでしょう。

彼らがやっている事は競馬場にいる予想屋程度の物だと思います。

儲かるかどうかは時の運というようなギャンブルに大事なお金を使うのは辞めましょう。

最大の投資は自己投資なんです。

自分のPQを高めるために自分のトレードルール作成に役立ちそうな投資理論の本、相場の雑音に惑わされないメンタル面強化の本、資金管理能力を養うための本などの設備投資に大事なお金を使う事をお勧めします。

こちらの方が専門家に払うよりずっと安く上がるし、何より専門家の皮を被った詐欺師を見破る知力を養う事が出来ます。

詐欺師が一番嫌いな人間は賢い人間なのだそうで特に自分より賢い人ですね。騙せないから・・・

ほとんどの人が政治や経済、法律の事に無関心で平気な顔して生きていますが無知なままでは世の中のありとあらゆる場面で騙されて損をします。

賢い人間よりも多くのお金を払わされますし、自分より賢い人間に搾取される事だってあります。

無知なままではデメリットが多く、投資の世界では物凄いハンディキャップを背負って戦う事になります。

ルールを何も知らずにゲームに参加する事はとても怖い事です。

現実の世界のルールは残念ながら誰も教えてくれません。

自分で失敗しながら気付くしかないのです・・

今回のお話は私がこれまで体験してきたありのままとその時に思ったこと、感じたこと記事にしてみました。

私と同じ失敗をしたり、騙される人が減ってくれたら幸いです。

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